1.0-1.1EX2の再録カードが30枚程度で1.2系が無課金になる予定だという話
電撃オンラインにて、コードオブジョーカーの総合プロデューサーへのインタビュー記事が載りました。
――一部のカードは、再録カード（仮）として登場予定とのことですが、どれくらいの数を再録予定ですか？
西山：予定としては、240枚中約30枚を想定しています。具体的にどのカードが残るのかはまだお伝えできませんが、本作ならではの気持ちよさをなくしたくはないので、その根幹を担っているカードに関してはできるだけ残したいな、と。
――現在のスターターだと全国対戦をプレイできないと思いますが、スターターの変更はあるのでしょうか？
西山：全国対戦は本作のだいご味の1つなので、引き続き多くの方に遊んでいただきたいと考えています。ですので、Ver.1.2、Ver.1.2EX中心のスターターを新たに用意し、対戦終了後にもらえるカードもそちらに変更する予定です。
インタビューからの抜粋ですが、これが記事タイトルに該当する部分です。太字は私がつけました。
「1.0-1.1系の再録→1.1系の無料化」と読んでいた人は私を含め、たくさんいました。
しかし、1.2系の無料化を読んで記事まで作った方は「転生の宴」さんくらいしか見ませんでしたので驚いています。そこまで一気にいくのか、と。
「1.0-1.1系は30枚程度を再録。1.2系は無課金化」という判断自体には、特に異論はありません。1.1系以前をわずかに残し、無料パックを別に作るとするなら、その対象が1.2系となるのは自然です。
ですが、
1.2の無料化が、1.0-1.1系の使用制限告知時点で決まっていた予定だとしたなら、相当な悪手を打ったと言わざるをえません。
1.4発売開始時に行われた「1.0-1.1系の使用制限」の以下の通りでした。
※「Ver.1.0系＆Ver.1.1系カードの今後の予定に関して」
2016年春以降より、「Ver.1.0系＆Ver.1.1系」のカード全般に、以下の使用制限を施させていただく予定です。・対象カード：「Ver.1.0系＆Ver.1.1系」カード（Ver.1.0、1.0EX、1.1、1.1EX1、1.1EX2）
・使用制限：全国対戦での使用不可。店内対戦及びＣＰＵ戦では使用可能。
・実施時期：2016年春（予定）したがいまして、「Ver.1.4EX2」のターミナル筐体において、Ver.1.1系のカードパック及び、 Ver.1.1系を含むカードセットを購入する際には、本件に関する確認ダイアログが表示されます。
上記方針は、ゲームをプレイする為に覚えなければならないカード枚数を抑えると共に、新たな環境とゲームバランスを整える事を目的としております。
尚、「Ver.1.0系＆Ver.1.1系」カードの一部は「再録カード（仮）」として今後登場させる予定です。
使用制限実施時に、個々所持されている対象カードと同じ枚数だけ新たなカードとして無料で配布を行う予定です。
何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
太字部分に注目です。「1.1系には使用禁止予定になるカードが含まれているから、買うときはご了承くださいね」という主旨です。
この記事をもって、私を含むプレイヤー達は「1.1系に使用制限が入る」こと、そして必然的に想像される「1.1系の無課金化」を知ってそれぞれに反応したわけです。
そこに、「1.2系の無料化」を想定した人が少数だったのは前述のとおりです。
しかし、今日のインタビューが発表されるまでの1か月間、「1.2」と「1.2EX」の扱いは1.3以降と同じでした。つまり、「既に（2016年春）無料化する予定があるのに黙って有料販売していた」ということになります。
ここで、重要なのは使用制限への反応と無料化への反応はセットだということです。1.1使用制限から1.1系の無料化を予想して「払った金返せ」といった反応をした人が散見されました。当然、この時点で1.2系無料化をセットで告知してもブーイングが飛ぶことは避けられません。
それでも、この時点ではっきり言っておくべきでした。「後出し」されてキレる人の数は、同時告知の時の比ではありません。
1.0系を無料化した際の反応を参考にしたのかもしれません。
1.1系が無料化されるなら、「いつか」1.2系が無料化されることも当然予想できるし、使用禁止カードはここから出ないのだから、気にしてなかったのかもしれません。
私だって、最初の告知に対する記事で「1.0系だって昔は有料カードだったんだし、1.1系が無料カードになる日だってくるわな」と書きました。
ですが、1.0無料化時に大きな反発が来なかったとするなら、それは「コードオブジョーカー」というゲームが大爆死してプレイヤー絶対数自体が壊滅的だったから、無課金化にキレて悪評をぶちまけるプレイヤーもごく少数だったにすぎません。
プレイヤーを飛ばすも何も、すでに飛びきっていたから減りようがなかったのです。
そして、いつか有料パックの無料化が来ること自体は誰だってわかっていますが、それが認められるのは「いつか」、予定が未定だからです。予定は決まってて「そういえば、言ってなかったわ」なんてのはダメです。
・・・もしかしたら、本当に当時は未定で、この1か月間で急きょ無料化が決まったのかもしれませんが、そっちの方が真実だと今より何百倍も不安になるから勘弁してください。
実質的には、今回が有料カードの無料化、それに伴う山の様なネガティブ反応と対応する最初の機会となります。その辺十分分かってなさそうで、真面目に春まで大丈夫なのか心配になってきました。
