三流エージェントのCOJメモ帳

コードオブジョーカーのあれこれを書き散らすブログ。

2016年1月18日付エラッタ(カードパラメータ調整)への感想

sega-coj.blog.jp

2016年1月15日の公式「ブログ」にてエラッタの全内容が発表されました。「お知らせ」からリンクを飛ばしてやればより親切なのに、と思いますが、発表タイミングとしてはちょうどいいくらいではないでしょうか。

あの、ツイートさえなきゃなぁ・・・。

 

清書版もam.segaにあがってます。こっちも「お知らせ」からはつながっておらず、どうも発表源同士の風通しが悪いのは相変わらずです。

 

以下、エラッタ内容の感想です。

全体

弱体化調整は今までよりも大きく振っている傾向があります。従来だったなら《雷鎚・ミョルニル》は3000/3000/3000だったでしょうし、《シャドウメイジ》も2CPだったでしょう。

有料SRカードへ容赦なく手を入れたのも特徴です。特に《破壊少女シヴァ》への調整は、「弱体化はよ!!はよ!!」と声高に叫んでいた人ですら、本当に行われるとは思ってなかったでしょう。

 

強化調整は《原初神ガイア》が目を引きます。7000ダメージともなれば、ほとんどのユニットは残りません。他は出番が薄めのSRにテコ入れした印象です。《天帝インドラ》の変更は消滅回収が充実した今、強化と言いきれるかは悩みどころですが。

 

《フラワーアレンジメント》もテコ入れされ、いよいよ、手入れが放置されている産廃SRは《現世のイザナギ》くらいになってきました。《星の願い》、《強欲の代償》あたりに強化調整が逸れて、うすしおな感じがより強調される予感がします。

個別

《聖吹のシルフ》

旧:対戦相手の進化ユニットが出るたび、2体行動権消費

新:対戦相手の進化ユニットが出るたび、全ユニット行動権消費

 

進化妨害のえげつなさが一気に上がりました。

とはいえ、四大精霊の進化抑制効果は、進化ユニットの登場で破壊、【沈黙】されると発動できないため、1体では所詮それなりでしかありません。

《シルフ》の進化抑制効果が「進化出したら殺すマン」級まで引き上がったので、《海鳴りの精ウンディーネ》、《鼓舞の精ノーム》といった被プレイヤーアタック強い組とチームを組んで【センポジ精霊】再結成があるかもしれません。

【戦神・毘沙門】? そのための《人の業》でしょう。【闇神・ツクヨミ】? あー・・・えっと、その。

 

《海王ポセイドン

旧:インターセプトを2枚回収。

新:捨て札を2枚回収。

 

スリム化だけじゃ駄目だったよ、ということで再調整です。ユニットやトリガーを回収できるようになった反面、特定のインターセプトの再使用には向かなくなりました。コンボ要員として運用していた人には悲報でしょう。

ユニットの回収ができるようになったので、先攻2ターン目軽減込み《ポセイドン》で軽減で投げたユニットと土台の回収も可能です。【珍獣デッキ】が下火になってますし、これなら、隠された第2能力を十分発揮できるのはないでしょうか。

 

ただ、これでも採用率は大して変わらないでしょう。Ver1.2はいわゆる《蠅魔王ベルゼブブ》セットでして、《蠅魔王ベルゼブブ》が3枚揃った人はもう購入することはありません。稀にすごい勢いで《ベルゼブブ》が揃ったから《人身御供》のためにもう少し買い足す、くらいでしょう。

登場から1年経ち、トレードやらヤフげふんげふんで《蠅魔王ベルゼブブ》と《人身御供》だけ揃えてる人は多いでしょう。持ってないものは使えません。本番は固定セットへの投入後か春以降だと思います。

《鬼神・スサノオ

旧:《強制防御》付与はLv2まで。オーバークロック時、自分以外全員の基本BP-3000。

新:《強制防御》付与のレベル制限撤廃。オーバークロック時、対戦相手全員の基本BP-2000。

 

相手3000BP組がBP1000で残ることと、中堅ユニット1体を【強制防御】+【貫通】で爆発させるのとを天秤にかければ、後者の方が重いでしょう。この調整は強化調整だと思います。

ただ、《スサノオ》らしくない、って言われると確かにらしくないイメージはあります。これだとなんだか重い《ジークフリート》感があってイラストほど暴れてる感じがしません。

《原初神ガイア》

旧:登場時自分以外に5000ダメージ。

新:登場時自分以外に7000ダメージ。

 

今回の強化調整の目玉。効果は3つに分けられているので、ターン開始時効果と被破壊時効果は現役です。

【秩序の盾】を持っていなければ、ほとんどのユニットは爆発四散ですから強烈です。逆に【秩序の盾】持ちが並ぶ場合の軽減送り度もアップです。

さすがにここまで来れば使う人も増えるはずです。《人の業》に飲まれて泣くかもしれませんがそれはそれ。

《フルーレティ》

旧:進化ではなく、3CPまでの【悪魔】ユニットを【特殊召喚】。

新:進化ではなく、5CPまでの【悪魔】ユニットを【特殊召喚】。

 

登場直後にスピム持ちもりもり【悪魔デッキ】で環境を騒がせ、その直後に速攻で《三日天下》の力に屈し、スピムいじめ軍団に屈し、4ptにまで落ちた女が復活を狙って強化です。

5CPまで、と言いますが、現状では全ての【悪魔】ユニットは5CP以下ですので、進化ではない【悪魔】ユニットを蘇生する、と言い換えていいでしょう。

《ネビロス》2種に、《パズズ》に、《蠅魔王ベルゼブブ》に、《魔軍総帥アスタロト》・・・夢は広がりそうです。

フレイヤ

旧:プレイヤーアタック被弾時、2CPまでの【戦士】ユニットを【特殊召喚】。

新:3CPまでの【戦士】ユニットを【特殊召喚】。対戦相手ターン終了時に1CPの【戦士】ユニットを【特殊召喚】。

 

《粛清の聖騎士》が蘇生対象に含まれるのは重要です。従来の【戦士】デッキでは他の3CP【戦士】となると《ディオーネ》くらいですが、蘇生可能なら《リーフィア》や《護符剣士ライマル》など素で出すにはちょっと、というユニットも選択肢になるでしょう。

1CP【戦士】も《残光の騎士》の他に《ソードファイター》、《ブッシュファイター》、《ポクポくん》となかなか充実しています。

ほっといてもユニットが生える特性は《アリアンロッド》と相性がいいですから、今まで亜流の感じがあった【アリアンロッド戦士】が表舞台に出てくるかもしれません。

《磯風参式》

旧:このユニットが破壊された時、【侍】ユニットを1枚引く。

新:このユニット以外の【侍】ユニット以外が破壊された時、【侍】ユニットを1枚引く。

CP修正:4CP→3CP

 

【侍】は横に並べてこそですから、ドロー力もCP/BP比も強化されて青の【侍】選択肢に入ったと思います。

これと他に【侍】が1体いればそれで3CP,7000BPってのは地味に強いですし、《磯風参式》が2体いて、他の【侍】が死んだら2ドローってのも力強く感じます。

 

とはいえ、すでにスペースはギチギチです。何を抜くのか、それとも採用を見送るのか、すぐには結論が出なさそうです。

《破壊少女シヴァ》

CP修正:2CP→3CP

 

そらそうよ。

実装直後こそ《シヴァ》→《シヴァ》をやる際に運用ミスして自爆する人が後を絶たず、ヤバさを共有する層は意外と多くはありませんでした。私も、自爆で何回か勝たせてもらったので、超ヤバそうだったけど、なんだかんだで調整されてるのかな? と思ってしまったくらいです。

しかし、所詮、基本プレイングの問題。時間が経てば、そんなことをする人はいなくなり、堂々の最強ユニットになってしまいました。《統制者ヴィシュヌ》が5CPにいたのも痛かった。

今後はまっとうな破壊少女ライフを送るでしょう。3CPでも十分に強いユニットです。

 

ただ、ゲームバランス的にしょうがないとはいえ、異常に強力なSRを出したあとから弱体化調整をかけるのは、今後の購買意欲に大きな傷に与えかねないので、できるだけ避けてほしいところです。

いわゆる、どうせ弱体されるから買うのやめとこからの全然弱体されない、クソゲーだからもう引退しよ、のソシャゲーなんかで見られがちな負のコンボです。

COJは現実的な価格(安いとは言っていない)でフルコンプできますので、ソシャゲーを例に出すのはちょっと違いように思わなくもないですが、とにかく、エラッタに甘えないで、ちゃんと発売前に調整できるよう体制を整えてください。

《天帝インドラ》

旧:対戦相手の2CPユニットは【破壊】。

新:対戦相手の2CPユニットは【消滅】。

 

《選ばれし者》系デッキが流行しているので、環境から見て強化かどうかははかりかねます。

ただ、【昆虫デッキ】相手にとっては間違いなく超強化です。《グリーアント》が何もないかのように消されるとか、悪夢以外の何物でありません。

あ、青に対しても地味にプレスが強くなりました。

 

《統制者ヴィシュヌ

旧:対戦相手ユニット攻撃時、基本BP-1000。

新:削除。

 

複数並んだ時のクソさがハンパなかったので、分からんでもないですが。

テキストがほんと地味になったな。登場時の基本BP-2000はいまだに強烈ですので、性能的にはSRの面目を保ってはいますが、地味。《勇王機神バトルカイザー》のほうがよっぽどSR感ある、という意見を見ましたが私もそう思います。

それに【武身】に対しては、本当にただでかいだけの【秩序の盾】持ちになってしまうので、申し訳程度でいいから防御的な能力を追加して、SR感を出してほしかったところです。

【固着】は望み過ぎですし《バトルカイザー》と被りますから、ここはひとつ【無我の境地】とかどうでしょう。地味か。

《フラワーアレンジメント》

旧:4属性のユニット(赤、青、黄、緑の4体)いる時にユニットを出すと2ドロー。自分ターン開始を迎えると対戦相手ユニットを1体選んで消滅。

新:3ドロー、または、2体選んで消滅。

 

【《フラワーアレンジメント》入り4色珍獣】ってのは今までも稀にいました。条件がクソ厳しいものの、手札が純増してDOB4ptってのはそれなりの魅力があったのでしょう。

エラッタ後もDOB4ptを脱出できるとは思いませんが、ひとつ試しに使ってみようじゃないか、という気にさせる程度には強くなったと思います。

《雷鎚・ミョルニル

BP修正:4000/4000/4000 → 2000/3000/4000

 

そらそうよ、というよりは驚きが大きいです。

彼女の手で《カイム》が過去のものにしたところまでは予定通りだったのでしょうが、全盛期の《カイム》同様、他の3CP黄も大量に過去のものにしてしまったのがアウトだったようです。

残ったのは根本的に軸が違う《ダークプリースト》くらいじゃないですか? あれだって初手に繰り出すもんじゃないし。

 

《鏡盾・イージス》で【秩序の盾】ガード決めてると思ったら、武身転生でいろんな小火力1発で蒸発する子に変わる、という仕様になったことで、デッキ作成にどう影響するか注目です。

とりあえずは《金剛・ヴァジュラ》との採用率差がどうなるか、でしょうか。

《シャドウメイジ》

CP修正:1CP→3CP

 

そらそうよ。

なんでエラッタ前の仕様で大丈夫だと思ったのか、テストプレイの風景を知りたい。環境がサムライ城爆発ジャッジの二の舞にならなかったのが奇跡だと思います。

 

とりあえず、現在の【レベルコントロール】はおしまいです。ただし、《ヒュプノス》と違って、破壊されて効果があるユニットですから、新しい運用方法を見つけて帰ってくる可能性は十分にあります。

《創造神機ブラフマー》は登場時に呼ばなくなりましたが、ターン開始時には呼んでくれます。《ルサルカ》の新しいメンバーにもなりました。

《光鷹丸》の奇声範囲からは外れ、新生《天帝インドラ》の射程の外にも出ました。

 

弱体化は免れませんが【レベルコントロール】自体は、環境の一線でなんだかんだでよろしくやっていくんじゃないですかね。