1.3EX1のカードランキング推移の話
1.3EX1が登場して2回目のDOB更新を迎えました。そろそろ各カードの格付けもつき始めてきたころですので各カードの推移を確認しました。
発売前に私がつけた感想はこちらです。【ユニット編】【トリガー・インターセプト編】
ブレイズシューター(317位→90位)
最初の更新ではあまり人気が振るいませんでしたが、DOBが2ptついたことで使用率が急増しました。始めは戦士デッキに組み込んでいた人が多かったようですが、現在はトリガー破壊効果とカウンタークロックが高く評価され単品で使用されることが多くなってます。
こいつの破壊効果は他のユニットが戦闘勝利しても発動するんですよね。トリガーが勢いよくパリンパリンします。
ギガンテス(423位→174位)
最初の更新では安定の4pt域送り。その時《鳥人スパルナ》も一緒に4pt送りになったので【巨人デッキ】は立派な加護デッキの体裁を保ちながらSデッキと化しました。
今期は1ptですので【巨人デッキ】大好き勢以外は使わないでしょう。はたして1-2ループなのか1-4ループなのか・・・。
鳥人スパルナ(453位→164位)
これも4pt→1ptとなりました。《ギガンテス》より最初の順位が低いのは【巨人デッキ】でこれと二者択一したとき全体強化を持つ《ギガンテス》を優先したい人が多かったからだと思います。
実際は両方入れるのが正解だった模様。序盤の高BPは他の巨人を並べるまでの護衛として役立ち、途中で【三日天下侍】主催の《ジャッジメント》祭が開催されてしまったので「無我の境地」も活躍しました。
今期は1ptですが序盤防衛に出番があるかもしれません。4ptに帰ってくるのは期待できなさそうです。
赤誠の沖田(145位→28位)
【侍デッキ】なら100%入っていると言っていいユニットですので、順位は【侍デッキ】の使用率とほぼ同じ動きだとみていいでしょう。急激な順位上昇は《三日天下》の実装で作られた【三日天下侍】によるものです。
MoA東京予選で猛威をふるったこともあり、全国対戦も【三日天下侍】VS反【三日天下侍】連合の様相を呈しています。
【三日天下侍】が強豪デッキとして存在する限り、このカードも0ptから落ちることはないでしょう。
フルーレティ(155位→91位)
1.3EX1実装直後に猛威をふるった【フルーレティ悪魔】の主役魔導士です。《生徒会長マコ》まで「BP5000の悪魔いるやん!DOBも稼げるし」と駆り出される始末。
しかし、【三日天下侍】相手がしんどすぎるという致命的な問題があり、現在はあまり見ることはありません。順位は上昇していますが、今期が《三日天下》実装前と実装後を挟むシーズンであることが大きいでしょう。
真の三日天下はこの子でした。
ハシビロ皇(392位→260位)
私は強いと思ったのですが結果は連続2ptでした。確かに「獣」を呼んだ後、どうするの?と言われるとちょっと困ります。手札から象、象を出す・・・というしかないような。
《神光の召喚術》でアタックされたら2体特殊召喚じゃー!なんて曲芸も楽しいですが強いかと言われると、まぁ、その。
グレイスウルフィン(166位→106位)
連続1pt。《ソードダンサー》→《グレイスウルフィン》→《エンジェルビルダー》の加護3人組を搭載した【黄単コントロール】は【赤黄祈り御供】をぐぬぬさせられて強かったのですが、この3枚でみると中途半端さがぬぐえないのも事実。どれか2枚だけ、って言われたら入れない人は多そうです。
オトタチバナヒメ(468位→121位)
4ptになってはいけない勢その1。かつて《白虎》と《朱雀》が4ptになった時と比べればましですが。
1ptだと使うかどうか微妙なところです。《戦神・毘沙門》の土台候補のカウンター・クロック持ちであるのは強いのですが《サラスヴァティー》でいいんじゃないのという感じもします。
アメノホアカリ(451位→226位)
4ptになってはいけない勢その2。前期の【黄単コントロール】はB並の強さでAが作れました。2CPでBP5000+1000という体格の良さから【魔導士】にも使用されました。
ただ、行動力消費能力で手札のトリガーカードが勝手に吹き飛ぶのを嫌う向きが多かったようで《オトタチバナヒメ》とはだいぶ順位が離されました。
タケミカヅチ(237位→179位)
機械の最強エースは2pt→1pt。【機械デッキ】以外には一切入らないのでこんなものでしょう。このカードは【機械デッキ】の人気度を測る指標になりそうです。
プリムラ(413位→147位)
4ptついてからは【赤青悪魔】が《チアデビル》に続く強化要員圏DOB要員として使ったり、【ヒトミプロメテウス】がカウンター・クロック要員圏DOB要員として使ったりしているところが見られました。
【ヒトミプロメテウス】では同じ枠を《オトタチバナヒメ》と競っていました。今期も仲良く同ptなので枠争いは続きます。《フラン・ブラン》も参戦しそう。
フジツボ3姉弟(462位→371位)
4pt安定だと思ったらなんか2ptになっているユニット。【機械デッキ】のDOB要員として出番があったそうです。運任せとはいえ+4000が発動してユニットを殴り殺されたらたまったもんじゃありませんので、「2CPでBP6000」ユニットのようにエージェントを殴っていたとか。
アイアンメイデン(306位→255位)
連続2pt。CP枯渇カードからの猛ラッシュには夢がありますがいまのところはまだ夢のままのようです。主役にしないなら《ロキ》や《冥王ハデス》を入れたほうがいいでしょうし。
ペルセポネー(279位→155位)
ハデスの嫁さんは2pt→1pt。全国対戦環境のメタゲームからは外れているカードですが、対戦相手ターンに自壊させるカード群は【三日天下侍】にもそこそこ刺さります。
シェムハザ(472位→372位)
4pt安定だと思ったらなんか2ptになっているユニット2。どっちのシーズンでも《フジツボ3姉弟》より順位が下です。ぷぷー。
4ptになった時に可能性を追い求めた人がいたようです。私も追い求めましたが可能性に殺されそうになったのですぐやめました。
リザードナイト(393位→238位)
カウンター・クロック共通の使用法として「《ジャッジメント》されたときOCで行動権を戻し2ダメージに抑える」というものがあります。
【戦士デッキ】に入っているのは見かけました。他に緑単系デッキのカウンター・クロック勢としても使われていたかもしれません。
アステロイドガール(466位→324位)
4pt→2pt。おっさんとおっさんとおにいさんと石像と犬が担当してたDOB調達2CP軍団待望のストレート能力系(無能力ともいう)緑おんなのこです。それだけ。
フレイヤ(383位→269位)
DOBがついたので戦士を特殊召喚したい勢が増加したようです。しかし、【戦士デッキ】の強みであった高BPは《三日天下》でなかったことになりそうな空気ですので、このカードはまたお休みに入りそうな感じです。
玄武(486位→265位)
4ptになってはいけない・・・というほどでもなさそうなカードは4pt→2ptとなりました。《三日天下》と組み合わせた【三日天下四聖獣】なんてものがあったそうです。理屈は《心眼のナギ》と同じですね。
そのデッキだけが存在したなら《三日天下》への憎しみの声は8割くらい減ってたんじゃないかなって気がします。
ミューズ(57位→21位)
安定の0pt。《人身御供》で吹き飛ぶからダメ、とか【三日天下侍】には無力だからダメ、とかいろいろ言われもしていましたが、やっぱり強いものは強いです。
火力が飛び交う環境からは変わってきているので、さらに上位に進むとは思えませんが、新カードが来るまで0ptから落ちる日は来ないでしょう。
アンフェア・タックス(470位→302位)
4pt→2pt。このカードには《破滅のギャンブラー》に似た「4ptの時だけ劇的に使用率が上がる」臭いがします。
呪われた財宝(487位→422位)
【トリガーコントロール】以外の使いどころはほぼないので当然の結果でしょう。そこでも入るのかは少々疑問です。
選ばれし者(130位→134位)
賛否両論となったこのカードは連続1ptです。順位も安定しています。
コードオブジョーカーは紙媒体のTCGと違い「ランダムサーチ」(ある一定のジャンルから無作為にサーチする)カードが非常に多く入っています。そのため、山札にカードがたくさん残っていても特定のカードを3枚引き切りやすくなっています。《蠅魔王ベルゼブブ》3連発が代表例でしょうか。
1枚だけのカードを引くなら《無限の魔法石》がいいですし、3枚入れたカードを引くにしても3回使えなくなる可能性が高くなる。ぱっと見よりしんどいカードでした。
そうなると狙うのは3枚入れたキーカードでありながら、試合中1枚引ければ十分。というものとなります。【ヒトミプロメテウス】に入っていたのを見たときはなるほど、と思いました。
ドクターラボ(378位→322位)
機械専用《一騎当千の神器》は連続2pt。私は過去の記事で「《タケミカヅチ》は使い捨てていいと思うから《ドクターラボ》いらないな」などと書きましたがとんでもない。《タケミカヅチ》を失ったらどうやって攻めればいいのか。このカードでがっつりガードしてやるべきでしょう。
皆既日食(438位→312位)
4pt→2pt。ロマンの塊はロマンを達成できたでしょうか。
ライブオンステージ(113位→43位)
同じく賛否両論あったこのカードは大躍進しました。《聖女の祈り》とどっちを優先する?」という議論が見られましたが、結論はどっちも使う。ということで落ち着きそうです。
【赤黄祈り御供】が《カパエル》を事前に置いた状態で発動→毘沙門!!という流れを押し付けるさまには顔面が赤くなりそうです。
無限の炎(457位→358位)
DOB4pt火力としてにわかにデビューして2ptになったものの、ここで引退です。
久遠の光(516位→502位)
そらそうよ。
永劫の魂(488位→455位)
個人的には使いたい、なんて言いましたが結局使ってませんでした。
悠久の大地(478位→437位)
やっぱりCP要求するBP操作は《エナジードレイン》くらい頑張ってないと辛いです。
全体の感想
黄色ユニットは全体的に予想より順位を落としていました。自分の感覚以上に黄色は脇役に下がっていたようです。
全てのカード《選ばれし者》以外のカードは1期目から順位を上げました。「強さ不明の0ptカードの試用を嫌って低順位→DOBのついた2期目で試用されるようになって順位上昇」という流れでしょう。今後も新カードは同様の傾向を示すと思いますし、0-1pt圏が拡張されなければ傾向はより激しくなっていくでしょう。発売日とDOB更新との関係について一度考えたほうがいいように思います。
(2015/03/22 追記)《選ばれし者》は順位を下げているのでその部分を修正。