再録される30枚を予想する話
来年の春(仮)に行われる、1.0-1.1EX2の排出停止と「再録カード(仮)」。インタビュー記事でその枚数が「30枚である」ことが明かされました。
今回の記事では何が再録されるのか予想しようと思います。
その前に、再録カードはどう再録されると予想するのか
私はインタビュー記事から「Ver.1.2-1.2EXが新しい無課金セットになる」と解釈し、それを前提にして記事を書きました。
ですが、その後「元アヴェンジャーのCOJ」さんから「Ver.1.2系が無課金セットになるとは限らない」という主旨の記事が出され、確かにあのインタビューだけでは、Ver.1.2系の無課金化は確定はしてないなと思い直しました。
そこから考えると、再録カードも「30枚再録」という数字は出ましたが、実はこれが「無課金カード」なのか「課金カード」なのかもインタビューでは答えていません。有料セットに入れて「《無限の魔法石》をVRで再録!!」とかやる可能性もあるわけです。
「再録カード」が「無課金カード」か「課金カード」かで選択肢は変わります。
「無課金カード」なら「新・無課金カードセット」を調整する補完的なラインナップでしょう。そして、「課金カード」ならゲームバランス面は「Ver.2.0(仮)」の他のカードに任せて、高レアリティ中心のラインナップになるでしょう。
今回は、以下の条件で予想します。
- 「再録カード」のカードは無課金のセットから排出される
- Ver1.2とVer1.2EXのカードは無課金のセットから排出される
- 現在の常設PRパックのカードは無課金のセットとして継続される
- Ver1.2、Ver1.2EX、「再録カード」は「無課金セット」の中で混ぜられ、2,3個のセットに再分配される。1つのセットに《炎の魔導師ヒトミ》と《蒼炎の魔術師ヒトミ》が同居する可能性もある、というイメージ
- 再録カードのレアリティは不問とし、必要ならば変更できる。《無限の魔法石》をCにしてもいいし、《大天使ミカエル》をSRにしてもいい
ただし、「無課金セット」のカード取得方法がRPになるとは限らないと思っています。1プレイで1枚パック購入チケットが出る、みたいな形かもしれません。
再録セットリスト予想
西山:そうですね。まずはプレイヤーさんのことを考えました。そしてもう1つは、本作ではカードの種類を多くすることが即おもしろい対戦環境につながるわけではないと判断したからです。また、カードの種類が多くなり過ぎて、バランスを取りづらくなってきているという面もあります。
このまま続けていけば新しいアソビを提案しづらくなり、いずれはゲームの陳腐化を招いてしまうと考えたんです。その事態を未然に避けるため、Ver.1.0系&Ver.1.1系カードに関しては、使用制限を設けさせていただきました。
西山:予定としては、240枚中約30枚を想定しています。具体的にどのカードが残るのかはまだお伝えできませんが、本作ならではの気持ちよさをなくしたくはないので、その根幹を担っているカードに関してはできるだけ残したいな、と。
これが今回の名目です。とりあえず信じましょう。 それから考えていった30枚がこれになります。
(c)SEGA
(これは「COJ高等戦術研究所」(http://code-of-joker.appspot.com/coj/)さんのデッキシミュレータを用いて作成した画面をprintScreenで切り取り、作成したものです。いつものように画像ダウンロードしようとするとエラーが起きました。)
理由は以下の通りです。
1.大人の都合枠
マイユニットやエージェントの設定と言った他の要素に絡んでいるため、選外にすると支障をきたすカードです。
- 《ミイラくん》(京極院沙夜の設定)
- 《大天使ミカエル》(《大天使ガブリエル》、《大天使ウリエル》)
- 《ハッパロイド》(マイユニット)
- 《裁きのマーヤ》(マイユニット、ターミナル演出)
以上、4種が該当します。正直なところ《大天使ミカエル》は怪しいですが、すでに《大天使ガブリエル》がいて《大天使ウリエル》も出しています。
キリスト教の大天使枠では抜かれることがある《ウリエル》を入れてきた以上、今後《大天使ラファエル(仮)》が出るのはほぼ確定事項です。その時《ミカエル》だけ落ちてる、なんてマネはしづらいでしょう。
最悪、性能面はエラッタでどうにでもなりますし。
《見習い魔導士リーナ》とかは? という疑問もあるでしょうが、フレーバーテキストどうしのつながりは一部が欠けていても問題ありません。《ダルタニャン》や《中忍月影》とかも同様です。
OPに登場したカードも同様にこの枠ではカウントしません。そもそも、これほどの大規模変更をするのですから新OPが来る可能性が高いと思います。
アートチェンジはこれを機に一旦、全削除と予想します。イラストは何らかの方法で再利用すると思いますが、いまのところ私にはアイデアはありません。
2.本作ならではの気持ちよさ枠
総合プロデューサーが考えている「気持ちよさ」が、プレイヤーの考えているものと一致してるか疑問はあります。まぁ、それは脇に置きましょう。
この枠では、
- 《無限の魔法石》
- 《カパエル》
- 《デビルウィンナー》
- 《ブロックナイト》
の4種が該当します。他のゲームになくCOJにあって(嫌われつつも)人気がある要素と言えば【珍獣デッキ】要素です。
《無限の魔法石》という強烈なサーチカードも、他のゲームにはないCOJ独自の要素と言えます。これがあるから「ひききも」勝負具合が緩和されている面もありますし、なにより再録カードの目玉に使えるので入れてくるでしょう。
ただし、【珍獣デッキ】要素を残す、と言っても《バク・ダルマン》、《学びの庭》、《KP》などは没収され、現在の【珍獣デッキ】そのものは組めなくなると予想します。
《バク・ダルマン》はさまざなカードに顔を出していますが、《学びの庭》に描かれた「コアラ先生」がいまだに出てこないあたり、「他のカードイラストに登場した」というだけでは生き残れません。友人の《ユキ・ダルマン》も巻き添えで散るでしょう。
3.2CP種族サーチ
- 《風紀委員マコ》
- 《プリティベル》
- 《雪忍の立花》
- 《ギャウルス》
- 《リトルドラコ》
以上の5種は、ここで落としても後で全く同じ、強いて言えば色だけ違うカードを作る羽目になるので再録してしまいます。1.4EX2で【盗賊】サーチユニットまで出た以上、最終的には全種族に出すつもりなんだと思います。
一方で「種族サーチ系のトリガー」と「3CP能力持ちの種族サーチユニット」はゲームバランスの都合で新作が出る可能性があると考えています。
私は種族サーチトリガーはすべて落とすと予想します。新作を作るか落としたままにするかまでは予想できませんが。
3CP種族サーチも基本的に落とすでしょう。特に《スポアガール》は残れないと思います。入れ替わりで2CP【珍獣】サーチが来るのではないでしょうか。カード名《コッペリア》で。
4. Ver1.2系に類似カードがない
- 《聖天使ニケ》
- 《突撃の合図》
《卒業》では《聖天使ニケ》が卒業しましたが、私の予想では《スポアガール》が卒業してしまいました。
《突撃の合図》はぜひスターターに突っ込んで、ゴミっぷりを見せつけてください。そのあと【追い風アリアンロッド】を知る驚きを初心者に味わって欲しいのです。
5. ゲームバランス枠(その他枠)
- 《悪の覚醒》
- 《インペリアルソード》
- 《ライトシールド》
- 《玉璽》
- 《卑弥呼》
- 《青海のドーリス》
- 《迷子》
- 《ムーンセイヴァー》
- 《心眼のナギ》
- 《追い風》
- 《土下座》
- 《何でも屋の陳列台》
- 《暗黒街の武器商人》
- 《ダークマター》
- 《トリックオアトリート》
基本的は「1.2系+常設PRのみでデッキを作ったプレイヤー同士の対戦」でバランスをとれそうなものを選出しました。
《インペリアルソード》は《おおきくなるよ!》まさかの緊急再録! にでもならない限り再録として必要でしょう。《武の化身・呂布》で何とかするのはむちゃです。
《悪の覚醒》、《ライトシールド》は「緑ではない」BP強化として選出しました。《不可侵防壁》も入れて対比させたかったのですが、カード全体で見ると「緑のBP強化」系はすでに過密であり、1.2に《エナジードレイン》もあるので落ちると予想しました。
《玉璽》を選定した理由は、大技の採用と理不尽死の原因除去の両立のためです。《玉璽》でもダメな時はダメですが、《ジャッジメント》ほど不条理な負け方はしないでしょう。
1.2+1.2EXは進化ユニットの数がばらけており、赤-黄-青-緑:1-2-1-3となっています。今回の予想では、赤と黄色に性能以外の要素でそれぞれ1種類再録すると読んだので、青進化を1枚入れたいと思いました。
いまさら《堕天馬アルゲニブ》あたりを入れてもしょうがないので、選択肢は実質的に《卑弥呼》、《冥姫ニュクス》、《冥王ハデス》の3択。3CPである点とインターセプト回収効果から《卑弥呼 》を選出しました。一応ユニット女子化の流れにも沿ってます。
《青海のドーリス》は【海洋】ユニット補充、《迷子》はハンデス補充、《ムーンセイヴァー》はレベル2破壊補充です。《ドーリス》は《メガジョー》でもいいのですが、やっぱり、モツの出たサメよりもスク水系女子のほうがいいでしょう。
《心眼のナギ》は1.2系のみだとあまり役に立つとは言えませんが、これを抜いて代わりに何を作るのか考えると、素直に再録したほうがいいのではないかと思います。1.4EX2で《静御前》が入ったので、《ナギ》は削ってしまい、2CPの【侍】サーチを新作で出してもいいのかもしれませんが。
《追い風》はCP操作の象徴、《土下座》は行動権回復の象徴です。《逆転の大竜巻》は0CP化エラッタでも出すのでなければ、《土下座》より再録優先度は低いでしょう。
《何でも屋の陳列台》は最も基本的な効果、ということで採用しました。他の要素は《トリックオアトリート》にゆだねる形になります。
《暗黒街の武器商人》は《マネーゲーム》と悩みましたが、能動的なワンショットはあまり好まれていないようなので、こちらを採用です。【トリガーコントロール】的なものを作ってください、みたいなものでひとつ。
まとめ
私の予想では、ほとんどがドロー、サーチ系のカードでした。結果、1.0-1.1系の味わいは吹っ飛んでしまいました。でも、240枚から30枚を選出すれば、残せる要素なんてそんなもんです。しょうがありません。
もっとアグレッシブにサーチ系を落としまくれば、違う予想もできるでしょう。サーチ珍獣3種と2CPサーチユニット5種を削れば8枚のスペースが空きます。