バーンカウンター雑考
なんでも、《バーンカウンター》は対戦相手のユニットが対戦相手のユニット「のみ」にダメージを与えた場合でも発動できるのだそうです。つまり《ウィルス・炎》や《ウィルス・灼》の効果に反応して《バーンカウンター》で+10000ついでにドロー！ できます。
これが仕様だったのかバグだったのかは、1.3EX2以前の環境で《肉焼き当番ピクシー》の能力に《バーンカウンター》が発動できたかどうかで判別できました。発動できたなら仕様で、ダメだったならバグです。全員【秩序の盾】を構えているところに《チェインフレイム》なり《バクダルマン》なりを投げ込んできた、という状況でも構いません。
まぁ、どマイナーな《肉焼き当番ピクシー》相手にマイナーな《バーンカウンター》を当てる状況になった人がいて、その人がブログなりTwitterなりで報告を出している状況ってものすんごく貴重な気がします。
【魔導士デッキ】が元気だったころにDOB4ptの《肉焼き当番ピクシー》が投入されてたことがありましたので、もしかしたらと思い検索しましたが1.3EX2以前での報告は見つかりませんでした。
なお、《バーンカウンター》の発動条件は「対戦相手の効果によってダメージを受けた時」で陣営を指定していないので、《ドクターラボ》の【加護】つかないバグや《バーンカウンター》が《早撃ち勝負》に反応しないバグとは違い、テキスト上の挙動は正常です。
プレイヤーのダメージは「ライフダメージ」であって「ダメージ」ではありません。この辺は遊戯王OCGでは「特殊召喚」は「召喚」ではないとかいうアレみたいなもんです。
さて、ここから本題。
この記事では「仕様である」という前提で《バーンカウンター》を使って何ができるか考えたいと思います。
まず、《ウィルス・炎》と合わせた場合ですが、これで発動させた場合はおとくな《最期の門》になります。ダメージ1000BPと+10000BPと1ドローです。
すごく強そうですが、赤緑で《最期の門》を使うことはありません。赤のウィルスには「たまに《蠅魔王ベルゼブブ》の登場時効果の避雷針になる」という隠れてない効果があることも考えると、このコンボはおまけ程度に考えるのが良いと思います。《ソウルダンサー》を投入するのはありにしても、《炎の咆哮》までは入らないでしょう。
続いて、《ウィルス・灼》。これは自分ターンに《バーンカウンター》が発動できるので夢がたっぷり広がります。
1体目のアタック時点で、1000ダメージ撒かれているのでBP差は11000。【貫通】がついていたら確実にライフダメージが入りますし、そうでない場合でもユニット確殺とライフダメージの2択です。
ここまで跳ね上がると《歴戦の勇士》を使っても受け止めきれません。2体目以降はさらに差が広がります。
必要なのは《ウィルス・灼》（＝《パズズ》）と《バーンカウンター》と「緑ユニット」あとは【貫通】関係のカードでしょうか。《グループオペレーション》は緑のカードですし、山城軍司の《ターミネイトオーダー》は速度、CP面ともに好相性です。
突貫工事ですが、イメージとしてはこんなところではないかと思います。【巨人デッキ】かな？画像では10ptのＣですが、今期は1.4のカードは全て1ptですので実際は+11ptされて21ptのＢデッキです。
なお、このデッキは完全エアプレイで構築されています。試用してAPが炎上しても一切の責任を持ちません。
+10000と1000ダメージもあれば何が殴っても止まらんだろ、という前提で動くので《パズズ》と《バーンカウンター》が揃うまではひたすら並べます。2枚が揃ったら《パズズ》を投げて適当なユニットでアタックすれば+10000です。
《グループオペレーション》や《ターミネイトオーダー》が来ていれば、そいつも投げてやれば大量得点になります。
ウィルスのせいで命中率が下がることと【悪魔】サーチで《パズズ》を当てる確率を高めるために《蠅魔王ベルゼブブ》は入れてありません。ただ、《エンジェルビルダー》は巨人が多くなったから加護でもばら撒くと便利やろ程度の感覚で入ってますので、やっぱり蠅魔王剣がほしいとなったら差し替えてしまえばいいと思います。
《ソウルダンサー》と《バーンカウンター》のコンボは正直ちょっと、的なことを言いましたが、序盤の押し込まれ対策と泥仕合になった時の防衛に役立ちそうなので1枚入れてあります。
《破壊少女シヴァ》は単純に珍殺する低コストユニットとして入っています。《蠅魔王ベルゼブブ》が入ってませんので、ぶっちゃけ、《光鷹丸》でもいいような気はします。
緑は《グループオペレーション》や《バーンカウンター》のためにとりあえず生きていてもらう必要があるので《ミューズ 》と《ユグドラシル》、安定【貫通】の《ゴリデス》、【防御禁止】で打点生産補助をする《純情ヴァルゴ》となりました。《エンジェルビルダー》がいますが、このデッキでは《純情ヴァルゴ》の黄側能力はなかったことにしたほうがいいでしょう。
後手は《ミューズ》または《テューポーン》＋《インペリアルソード》でしょう。《純情ヴァルゴ》はバニラで投げても《エンジェルビルダー》が出れば十分な性能を持ちますので、最悪これをキープして初めてもいいでしょう。2CP陣営をキープするよりはマシです。
同じようなことを考えてる人は結構いると思いますので、《スピード違反》を1枚隠し持っていると役に立つと思います。そうでなくても《創造神機ブラフマー》がらみで連続突撃されやすそうですし。
あと、《バーンカウンター》MAX盛りの人が増えた場合、普通に火力を放った時に正当な《バーンカウンター》をやられる確率が高くなります。効き具合によってはいよいよ赤が泣かされるかもしれません。ないか。
