Ver1.4EX3 発売直後(という名の発売前)寸評
お久しぶりです。
今バージョン(おそらく)最後のセットなので、おなじみの発売同日エラッタも増量されると思っていましたが、まさかの40枚。もはやパラメータ調整ではなく、新セット追加(旧カードは回収)のノリです。言葉もありません。
エラッタについても言いたいことはありますが、今回は新カードのレビューを書いていきます。今回は発売後1日時点でカードレビューです。なお、カードを使用した感想は全く読んでいないので実質発売前状態です。
Ver1.4EX3は24日夜に全カードが公開され、25日午前中に実装されました。そういうわけで「発売前カードレビュー」は相当の根性を入れないと無理でした。平日ですもの。
以下、寸評です。評価基準は以下の通りです。
客観評価
1:DOB4pt常連、2ptに上がることはない
2:DOB4ptルーパー(基本的に4-2ループを想定してるが、4-0もここに含む)
3:4ptに落ちることはない、2pt常連から2pt-1ptルーパー。
4:4ptに落ちることはない、1pt常連から1pt-0ptルーパー
5:次期DOB更新時に0ptに昇格、以後落ちてこない。
※ここでは0pt(1-100位)、1pt(101-350位)、2pt(351-600位)、4pt(それ以下)という区分けに改定されると予想してランク付けしています。
(2016.2.28 2ptの順位を修正 1pt枠が50増えるつもりで書いたら2pt枠をずらし忘れてた・・・)
主観評価
E:ただでもらってもデッキに入れたいとは思わない
D:自分でデッキを組むときは入れようと思わない
C:引けたときに余裕があるなら1回は使ってみたい
B:これが引けたら最初に使う。VR以下なら3枚集める。
A:これを目当てで回す。トレードも辞さない。
※ここでは、原則的にSRカードにA評価は出しません。発売前時点でA評価を出さざるを得ないほどのSRが出た場合は、「下方修正エラッタ待ちで非プレイの構え」に入りかねないと思っています。
《ファニーテイマー》
客観:1 主観:D
《ブロウ・アップ》もどきの効果を持つユニット。手札でOCした場合は威力2倍となります。火力運用するにしても自壊狙いにしても「対戦相手の手札」に依存するのは不安定要素すぎます。
《レディバグガール》
客観:3 主観:B
【昆虫】破壊時に【防御禁止】を貼り付けるユニット。破壊のされ方は問われないのでガスガス殴りつけて行くのがいいでしょう。弾はいくらでも生えてきます。
3CP6000BPの【昆虫】ユニット2体目ですが、それ以上に「女子型の【昆虫】」がどんどん増えています。そろそろ【女子昆虫単】が組めるくらい集まったんじゃないでしょうか。意外とそれなりのデッキになりそうな気はします。
《三叉・トリシューラ》
客観:5 主観:B
公式ブログで紹介されたユニットです。「トリシューラ」はインド神話の主神「シヴァ」が持つ三叉槍のことです。ちなみにシヴァは「ピナーカ」という弓も持っているそうです。
継続してトリガー破壊をする上にBPが6000あるのがいやらしい。登場時とターン開始時なので、継続トリガー破壊の性能は《メリュジーヌ》より強力です。
ただ、既存の【武身デッキ】では《叢雲・クサナギ》と競合してしまいます。そのまま入るのではなく、3,4,5CPだけで構成した赤黄型が誕生しそうな気がします。《火炎将軍スルト》の簡易版として使うこともできますので、【トリガーロスト】を重めに寄せる構築もありそうです。
まぁ、上記の話は誰でも思いつくことです。なので、今日は実際に試されてたはず。結果はどうなったか、楽しみなような怖いような。
《謀略の女王ミリア》
客観:2 主観:C
「ブロックされない」を付与するのはいいのですが、必ず手札を食ってしまうのは大きなマイナスです。有利な時に有利を削っていくカードは苦しい。
トリガー発動時にダメージを飛ばす能力は、現状では推し量れません。単発では大した意味はないので、連発するデッキを作りたいところです。案外【珍獣デッキ】にまぜて【忍者珍獣】でも作ってみると強いかもしれないです。
《クラウンクイーン》
客観:3 主観:C
これ自身が【道化師】なので、見た目よりはアタック性能は高くなっています。他にも《マルドゥーク》、《ジェスタークロー》、《司令官テイアー》、《マネキーニャ》、《ストレンジ・アイ》と3CP以下でコスト相当のBPを持つ【道化師】はそれなりに居ます。出したターンから効果を活用することは簡単でしょう。
【道化師】デッキで勝てるかどうかはさておき。
《ゴールドメイデン》
客観:2 主観:B
第一効果は自分に当てることでコスト相当のBPになります。あと、《チェインフレイム》圏から脱却します。他にはLv2になった《ロキ》の後押しや《プロメテウス》の支援が思いつく使用法でしょうか。
第二効果は活用するより暴発するほうが多そうです。
《マンドレイク》
客観:1 主観:E
わざわざプレイヤーアタックを待たずとも、トリガーカードを引けるユニットはいくらでもいます。コスト並みのBPもないのでDOB要員にすらなれそうにありません。
《阿修羅百式・戒》
客観:3 主観:B
時限式の《玉璽》内包ユニット。返しの反撃で殴り殺されないように運用することを考えると使いどころは限られますが、自然に相手のユニットが空になるのは魅力です。
黄属性には《天龍のレイア》や《雷神トール》などの【スピードムーブ】持ちがいるので2点以上のダメージを稼ぎやすいでしょう。
【機械】ユニットですが、【機械デッキ】には向いてないように思います。《タケミカヅチ》のサポートになる点より、自分ユニットが寝るデメリットの方が大きそうです。
《白の姫》
客観:2 主観:D
《白き調和》と同じように、他の色の姫は出てこないでしょう。
【道化師】サポートを持ちますが、サポート後のBPがコスト並になっていません。第2効果の複製能力がその差を埋められるほどとは思えないので、評価は低めです。
プレイヤーアタックしたユニットを複製した時、行動権は消費されているとのことです。複製ユニットをブロックに回せない点もマイナスです。
《銀翼のクリス》
客観:4 主観:A
第一効果は一時的とはいえ、確実にトリガーゾーンを空にできます。《ラミエル》を主軸に置いた古典的【トリガーロスト】の出番が戻ってきたかもしれません。【統合タックス】も新しい押し付けカードを獲得したと言えるでしょう。
破壊時にユニットを複製し、盤面を維持する点も強力。更地の時にユニットが生えないのはご愛嬌です。
問題は「4CPの黄属性ユニット」という点。純粋にパワーカード比べをしたら《光明神アポロン》にはかないません。独自の道を切り開くには特徴のない(弱いとは言っていない)能力ですので、併用できるデッキがないとパワーの割にランキングが低迷しそうです。
《フロストジャイアント》
客観:2 主観:C
条件が多いですが、要するに「タイミングが合えば、盤面を維持できるかも」という能力です。
本当の特徴は「青の低CP【巨人】であること」でしょう。【巨人デッキ】に《闇神・ツクヨミ》を組み込めます。
《アンデッドビルダー》
客観:3 主観:C
第一効果は発動も面倒ですが、維持することは至難。気にしない方がよさそうです。
第二効果はプレッシャーをかけるという点では優秀かもしれません。戦闘まで生かしていたら最低でも1体は【沈黙】です。青デッキに単品で投入して《 彼岸の玲花》あたりと組んで【沈黙】をオニのようにばら撒く運用がよさそうです。
4CP、6000BPでこの能力では【巨人デッキ】の4CP枠を争うのはちょっと苦しい。もう《エンジェルビルダー》と《火炎将軍スルト》で埋まっています。
《妖刀・村正》
客観:2 主観:D
2体目の2CP【武身】は青ユニットで男でした。「お前を護る剣となる!」でこいつが出てくる光景はちょっと薔薇の匂いがしそうです。
正直な話、効果が怖い。《ゴーレム》や《ウィルス・黙》に【沈黙】を撃ち込んで、あったまる予感がします。
《人柱のシズク》
客観:2 主観:B
《人身御供》の子。2CPですが、第一効果のためコストは【特殊召喚】カードの選定用です。支払うのは、強引にトリガーを発動させるときくらいでしょう。
COJは捨札送りが簡単なので、どの【特殊召喚】カードを使うかが問題になります。やはり、本命が《創造神機ブラフマー》、次点が《ネクロポリス》、対抗が《篤き魂・太史慈》でしょうか。
専用デッキが必要なので、それが環境の中心にならない限りランキングは上がりません。
《闇天使ネフィリア》
客観:4 主観:A
出ただけでアドバンテージになる【天使】。手なりで出して手札を砕く運用でしょう。細かいことは考えずとも強力です。
ただし、現在は環境が手札破壊に向いているようには思えません。パワーの割にランキングが伸びない、90位-110位くらいからスタートするように思います。
《イナバハンター》
客観:4 主観:C
【セレクトハック】2号。耐性効果は一切ありませんが、低CPで繰り出すことができます。破壊されなければ再利用が可能ですので、バウンスや行動権消費には特別弱いわけではありません。《勇王機神バトルカイザー》のように単体で守るというよりは、使い捨ての盾として運用することになりそうです。
《オオヤマツミ》
客観:3 主観:C
第一効果で開いたライフ差を縮めることができます。ライフ差1点の場合は、プレイヤーアタック効果前にライフ差が0になるので発動しないはずです。
第一効果、第二効果のCP獲得ともにユニット自体の性能には影響しないので、サポートが必要です。サポートを加えてでもデッキに入れる価値があるか、私には判断が難しいです。
4ptになりそうでならない、というあたりをさまよいそうに思います。
《風雲龍》
客観:2 主観:D
対象は《サラマンダー》、《ライジングドラゴン》、《風雲龍》です。《光明神アポロン》がそこらじゅうを闊歩している状況で《サラマンダー》を繰り出す勇気はありません。
やるなら《風雲龍》のみ3積みで【特殊召喚】からの連続ブロックでしょうか。
《ヴィヴィアン》
客観:3 主観:A
待望の【英雄】サーチ。だが、少し重い。緑の【英雄】は全て進化なので、《ヴィヴィアン》を土台にすることができます。重いですが。
私としては、【侍】ユニットと併用しつつ《剣聖・武蔵》を引っ張ってきて、なつかしの「ふうせんおじさん」(《浮遊術》+《剣聖・武蔵》で2ライフをとる)をするのがおもしろいのでは、と思っています。
(16.2.26追記)
《パンドラ》
客観:2 主観:B
初投稿時に寸評から抜けていました・・・。
2ターン生きて帰ってくれば、CPを加速するユニット。1ターン目に設置した場合、3ターン目に自壊しますので5CPで動けます。CP増加効果自体は待つ必要はありませんが、対戦相手ターンにもらってもしょうがないでしょう。
対戦相手の基本BPダウンは序盤の珍獣を叩き落とすのに使えます。それ以外ではおまけでしょう。
引くのが遅くなるほどしょんぼり度がアップします。
《一揆》
客観:1 主観:E
基本的に1CP差では1000BP、2CP差では2000BP負けています。インターセプトならもう少し考えるんですが。
《時の門番》
客観:1 主観:D
プレイヤーアタック被弾時のゲージ増加量を倍加します。トリガーカードを引けるのでカードアドバンテージは失いませんが、どんなデッキで使えばいいか思いつきません。ゲージがほしいデッキなら《時の圧縮》を使いますし。
いっそ【トリガーコントロール】でしょうか。《ヘレティックスカー》到達が早くなりデッキも掘れます。
《幻想のメロディー》
客観:4 主観:C
ライフ差がつけられたときに巻き返しを図ることができます。トリガーなので《雷鎚ミョルニル》などから引っ張ってきやすいのもいいところです。
個人的にはあんまり心惹かれません。なんというか、SR感がない。《強欲の代償》のほうがよっぽどSR。あれは激よわですけど。
《いつか私も》
客観:2 主観:D
《原初神ガイア》で流すことを前提にしたデッキでは運用がしやすいでしょう。
《ルサルカ》にはさっさと《オーディション》でるんだよ、早くしろよ、と言っておきます。
《清めの衣》
客観:2 主観:D
【加護】さえあれば《麒麟》や《角端》単体でも鉄壁ができるので、時間稼ぎ性能は意外とあるかもしれません。【加護】がないユニットでは、ウサギだか犬だから分からない珍獣に吹き飛ばされるのがオチです。
《文明崩壊》
客観:3 主観:D
強制的に2周目に入るカード。回収プランを崩壊させるのはいいのですが、対戦相手に1ドローを提供しているのでカードアドバンテージは-1。
それに、選ばれギミックに対してはあまり効果はないでしょう。あれは別に狙って肥やしてるのではなくて、パンプとかサーチとかしてたらなんか消滅カードがいっぱいだぞー、という運用です。
《紅蓮の命》
客観:3 主観:B
CPの代わりに1ライフを支払う赤い《ダークマター》。《ダークマター》と違い、赤ユニットがいないと発動できません。0CPで確実に全部割ってうれしいデッキは古典的な【トリガーロスト】くらいでしょうが、古典的【トリガーロスト】はカジュアル帯に十分な使用者がいるはずです。
それに、UCだからちょっとしか買わない人でも引き当てて使ってそうですし。
《古びた日記帳》
客観:3 主観:D
《大天使の息吹》は今季360位なのだそうです。これもそのあたりでしょう。
《兵糧攻め》
客観:3 主観:C
現状では、【手札破壊デッキ】に風は吹いていません。ただ、序盤に叩くと有力な手札をごっそり奪ってくれますので、単品としての性能はなかなかのものだと思います。
ランカーが【手札破壊デッキ】で何日かリプレイに乗れば、5点クラスに大変身しそうではあります。
《魔女の口づけ》
客観:2 主観:D
コストがきついですが、緑のインターセプトということで「ライフで受けて」もらえる可能性はそこそこありそうです。
・・・結局、日をまたいでしまった。今日も平日なのに。