三流エージェントのCOJメモ帳

コードオブジョーカーのあれこれを書き散らすブログ。

カードブーストEXというシステムを簡単に振り返る話

PR復刻パックはPRカードを実装順(カード番号順ではない)にラインナップを増やしつつ、何度も登場してきた期間限定パックです。7月9日から7月15日まででまたやってきました。

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今回の追加は《天龍のレイア》、《紫電龍》、《暴虐のネビロス》で全29種類です。

ついに《暴虐のネビロス》までたどりつきました。1.3EX2の今でこそ「それなりに強いカード」程度の立ち位置ですが、1.2EXが最新セットだったころはアホみたいに強力なカードでした。うっかり人気が低迷してた時期の雑誌付録PRとして入ったばっかりに、恐ろしい品薄を発生させ、あまりよろしくない手法での入手が後を絶ちませんでした。

 

さて、この《暴虐のネビロス》はカードブーストEXが1.3で実装された当時の目玉でした。排出されることが確認された時にはかなりの歓迎ムードだったことを覚えています。また、PRのフォイルはこれまで存在しなかったのでフォイルを集めていた人たちも喜んでいました。

求められていたのは「何らかの都合で入手期限までに手に入らなかったPRカードを恒常的に入手できる手段」でした。イベント込みでずっとプレイしている人は使用しなくてもよく、後からプレイした人も本来手に入らないカードを入手できます。

「PR復刻パックと役割被ってるし、こっちを恒常化すればよくね」とか「排出確率100%じゃなくて2-3割かよ」とツッコまれつつも、よいシステムを作ったなーと感心されていたぐらいです。

 

諸悪の根源のように言われるようになったのはカードブーストEX専用排出カードが実装されてから、具体的には《暴虐王バアル》が実装されてからです。このカードは「カードブーストEXを使用しないとどうあがいても入手できないカード」でした。

求められていたことと真逆の方向につっぱしったので怒りを買うのは当然でした。強力なカードだから怒りを買った、こんなブツを雑誌PRやイベントPRなんかにしたらもっと深い闇を起こしていた、という面もありますが、この方法で新カードを実装すること自体が間違っていたのです。

 

今やカードブーストEXはヘビープレイヤーにはCPU戦の繰り返しという苦行を強いるクソシステムです。そうでもないプレイヤーも下手に専用PRがあるばっかりに、うっかり20EN注いで1.0のカードを引いてキレる光景が広がりました。そして、今回で《暴虐のネビロス》が復刻パック入りしたので初期に歓迎された要素も失われました。

今でもカードブーストEXは復刻パックより広い範囲のPRを排出しますが、カードブーストEX専用PRが落とす闇の前ではあまりにも儚い。専用PR3弾以降は過去イベント系PRがどこまで入っているのか告知されていないのも相当ヤバい話です。

 

グラスホッパーBLACK》と《傀儡士の秘術》が7月2日に実装され、全色に2枚のユニットと1枚のインターセプトが入って一区切りつきました。開発者インタビューでは「カードブーストEXの改善を行うつもり」とのことですので、近いうちに対策を打つでしょう。

とはいえ、私にはイベント直後からカードブーストEXで排出するようにして期待されてた目的を強化するか、PR排出率を100%にして苦行度を下げるといった泥縄方式しか思いつきません。

 画期的なアイデアで改善されるとうれしいのですが。広報面も込みで。